マレーシアでビットコイン口座を開設する

マレーシアの証券委員会(SC)は、2019年6月4日に公開したプレスリリースで「同国初の仮想通貨取引所」として、

・Luno Malaysia(ルノ・マレーシア)
・Sinegy Technologies(シナジー・テクノロジーズ)
・Tokenize Technology(トークナイズ・テクノロジー)

の3社を登録したことを発表しました。

Luno以外の2社は、2019年7月現在、個人の口座開設を受け付けていませんので、Lunoが唯一の個人が口座開設できるマレーシア政府公認の仮想通貨取引所になります。

また、マレーシアの証券委員会(SC)から2019年7月4日に新しく公開された文章では『仮想通貨取引所の運営を許可されていないその他全ての仮想通貨取引所は、デジタル資産の取引に関連する全ての活動を直ちに中止し、投資家から回収した全ての金銭・資産を返還する必要がある』との警告を発しています。

これに先立ち、マレーシアで仮想通貨取引所を立ち上げていたCOINHAKOから6月28日に正式に営業廃止の連絡が入りました。

マレーシアの仮想通貨取引所の銀行口座は凍結されており、事実上、取引が出来ませんでしたが、この公式発表により、Lunoのみが銀行入金の受付を開始しています。

LUNO (旧名称 BitX)

多数の現地銀行に対応しており、法定通貨の入金はリンギットのみの対応となっています。

また、携帯アプリもあります。

売買手数料は、taker fee は、0.50%だがmaker fee は、0.25%。

maker feeは、月間RM40,000以上の取引で0.20%、RM200,000以上の取引で0.1%、RM400,000以上の取引で0%に減額される。

リンギット銀行口座への出金手数料は、RM0.10と高くない。

こちらのリンクまたはリファラルコードを使用して口座を開設することで

開設後にBTC0.1以上の売却または購入取引をするとMYR25.00相当のBTCが

プレゼントされます。

LUNOへのリンク

リファラルコード:R9D5S

その他のマレーシアにおける仮想通貨関連情報

TENXカード

既に取得済みのビットコインをマレーシアで使う場合、TENXカードにチャージして使うという方法があります。

シンガポールのTENXカードは、2019年3月からマレーシア居住者向けにカードの発行を開始しました。

TENXのVISAカードは、自分のTENXアカウント口座にあるビットコイン、イーサリアム、ライトコイン残高をVISAが使える全店で使用が出来るデビットカードです。

また、各国のATMから現金の引き出しが出来ます。(引出手数料US3.25)

TENXカードは、TENXトークン所有者キャッシュバックとTENXカード使用金額に応じたキャッシュバックの2種類のキャッシュバックが受けられるのが特徴です。

TENXカードは、携帯にアプリをダウンロードしてアカウントを作り、そのアカウントにカード購入に必要な額のビットコインを入金すると発注が出来ます。

アカウントの個人認証作業は必要です。

TENXカードが発行されたことにより仮想通貨をマレーシアのみならず、全世界のVISAカード取扱店で使用できるようになりました。

また、TENXカードの良いところは、カード残高は、どの国の通貨でも表示でき、例えばビットコインをリンギットで使用すると支払った金額分のビットコインがその時点のBTC/RMレートで差し引かれるようになっている点です。

また、ビットコインの価格が下がった時は、多くのビットコインが差し引かれることになるのでビットコイン価格高騰時にリンギットのデビットカードにチャージ出来ればヘッジが出来るのですが残念ながらTENXカードはデビットカードへのチャージを規制しておりチャージが出来ません。

保有する仮想通貨を現地通貨に交換して自分の銀行口座に入金し、現地発行クレジットカードを使用したい場合は、マレーシアの銀行口座と紐づけされるマレーシアの取引所に口座を開設する必要があります。

TENXカードのサイトへ

悲報:2020年10月1日TENXからの連絡でTENXカードが使用できなくなりました。

これはカード発行会社であるWirecard SGが事業継続を断念したためです。

マレーシアで仮想通貨を使う場合、LUNOの口座開設がますます重要となりました。

LUNOへのリンク

BELFRICS  

BELFRICSは、シンガポール、ドバイ、ケニア、香港、中国、インドネシア、インドに拠点があります。取引手数料は、若干高めの0.5%です。

現在の取引通貨は、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、リップルです。

マレーシア居住者は、シンガポール扱いでの登録をお勧めします。

シンガポール扱いでもマレーシアの銀行口座を登録できます。

自分は、MAYBANKにUSD口座を持っていますのでUSD口座を登録をしました。

KYCの登録は、カスタマーサポートの認証が必要ですが、認証には1週間以上かかりました。

BINANCEやBITTREXが多数の新規顧客登録があるにも関わらず1日程度で認証されるのと比較すると開設には時間がかかります。

BELFRICSのサイトへ

口座開設時に必要な書類

取引所に口座を開設するにあたり身分証明が必要です。

証明書類は、パスポートになります。

マレーシアの運転免許証は、住所が記載されていて良いのですが

誕生日の記載がないため却下されます。

住所を証明する必要がありますが、DIGIの請求書等でOKになります。

BELFRICSは、運転免許証記載の住所でOKになりました。

注:Belfricsの携帯アプリが使用不可能となって久しいです。復旧を待っていましたが復旧する目途がないので開設はお勧めしません。マレーシア政府公認のLUNOの開設をお勧めします。

LUNOへのリンク リファラルコード:R9D5S

日本の仮想通貨取引所開設はこちら日本の取引所

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海外在住 久保良太

海外駐在3か国、20年後に第2の故郷マレーシアのマラッカに戻って来た。ここでゴルフしながら定年後を過ごしています。世界遺産都市マラッカは発展中ですが、平日にゴルフが一緒にできる日本人はいません。マラッカを紹介して興味を持ってもらって少しでも多くの日本人が来てくれることを希望します。

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