マレーシアでポストペイド契約をしない方が良い理由
外国人がポストペイドの契約をしようとするとRM500のデポジットを要求されます。
契約を解除したい時、本人のみが契約を解除できます。
契約解除は、アプリやEMAILでは出来ません。
本人が、携帯電話会社が運営している直営店に行かなければなりません。
理由は、それだけと思われるかもしれませんが、彼らには悪意があり簡単に解除をさせてはくれません。
例えば、ご主人が死んだ場合
奥さんが契約者が死んだので解除してくださいと言っても解除はしてくれません。
死亡証明書を持って来いと言われます。
彼らは、使用者が死んで全く使っていなくても死んだ人間から料金を出来るけ長く取ろうとします。
新規契約は、どこでも簡単に出来ますが、解約は、窓口を極限まで絞り、いかなる理由があろうとも本人が窓口に来ない限り解除しようとしません。
ポストペイド契約をしたまま帰国してしまった場合、マレーシアには一人で滞在している場合で本人死亡時等、後で相当困る状況になることが想定できます。
また、契約解除の時、または後になって違約金を払えと言ってくることがあります。
マレーシア人でも契約解除時に料金はきちんと精算したにも関わらず1年後に違約金を払えと言われた例があります。
私も過去に何回か不条理な経験をしています。
過去にCELCOMが会社に営業に来て、会社経由で1年契約を交わしました。
それから2年が経過する前に転勤が決まり、契約を解除してマレーシアを離れました。
数か月後、会社からCELCOMが違約金を払えと言っているから払ってくれという連絡が来ました。
それはおかしいだろと担当者とは、口論になりましたが、埒があきませんでした。
CELCOMと直接交渉すれば何とかなるとは思いましたが、契約書は引越して処分してしまったのか見つからず、担当者も間に入って困っていたということもあり、国際電話料金の方が違約金よりも高くなると思い泣く泣く支払いました。
その前に電話会社以外での別件ですが、私がまだマレーシアを出国する前のことです。
私はアストロと契約をしていました。ちょうど転勤前の数か月前にASTRO
BOXが壊れました。
そこで修理を依頼したところ新しい機種に交換になったのですが、先方は、一つグレードの高い機種を勧めて来ました。
しかしいつ転勤になるかわからなかったので私はかたくなに断りました。
なぜならグレードを上げると契約も新しくしなければならず、その時点から1年契約となるからです。
そしてこの先方との会話は録音されていました。
そして私がマレーシアを出国する直前に総務の担当者が私に対してアストロが違約金を支払えと言っていると言ってきました。
私はそれは間違っていると担当者に伝え、先方に交渉してもらいましたが、アストロはがんとして応じなっかた様です。
私は、担当者には自分が直接交渉すると伝え、アストロに電話をかけ機器交換時の状況を説明し、録音をチェックしてから連絡して来いということにしました。
数日後、アストロは、詫びてきました。
このような例からもわかるようにマレーシアの会社では解約する人からは契約内容はどうであれ必ず違約金を請求するということが社内暗黙ルールになっているのでないかと思われます。
プリペイドであればこのようなことは起こりませんので、いま、ポストペイド契約をしている方は、プリペイドに変更されることをお勧めします。
MNP(Mobile Number Portability)の制度を使うと今ある電話番号を変更することなく、しかも解約手続きは、新しい電話会社がやってくれるので最も良い解約方法です。
プリペイドならお金を払わなければ、いつか勝手に解約されますのでいらなくなったときは何もする必要がありません。
切り替えでの注意点は、今、使っているポストペイドは、新しいSIMがアクティベイトされるまでアクティブな状態でなけれなならず、しかも未精算残高がない状態にしておく必要があります。
つまり次の月次使用サイクルが来る数週間前に支払いをしておき、支払い直後から次のサイクルが来る前に切り替えが完了する必要があります。
切り替え完了日の翌日から次の月次サイクルの前日までの料金は日割りで戻ってくるはずです。
切り替えには5労働日以上を見ていた方が良いです。
旧SIMがアクティブでなければならない理由は、旧電話会社がSMSで切り替え確認をしてくるからです。
この切り替え確認に対して期限内にYesと返事をしなければ切り替えが行われません。
客を取られた側の最後の抵抗になります。