マレーシアの銀行口座で気をつけなければならないこと

DORMANTについて

海外の銀行口座を持っている場合、日本の銀行口座とは違い取引がないとINACTIVE口座となり、1年を経過するとDORMANT口座になります。

この状態になると入金も出金も出来なくなりますので細心の注意が必要であることを念頭にいれておきましょう。

また、DORMANTから7年を経過しますとUNCLAIMED MONEYとなり、政府に没収されます。

多くのサイトの説明では1年間、不稼働だとDORMANTになると説明されてますが、実は、DORMANTになる前にINACTIVEとなります。

MAYBANK口座の場合、3-6ヵ月ログインがない場合、サイト自体がINACTIVE扱いになると説明されています。

インターネットバンキングにログインできなくなりますので気をつけましょう。

これを避けるためには銀行チャージ、預金利息以外の出金か入金が必要になります。

マレーシアに居住をしていれば何らかの取引がありますので問題ないと思いますが、マレーシアに居住していない場合は、通常は、なにも取引が無くなりますので、これを避けるために私が3年半、マレーシアを離れている間にとった方法は、

次になります。

① 5年の定期預金をし、利息を6ヵ月毎にチェッキング口座へ入金する。

② 時折、定期預金の預け替えを行う。

定期預金は、RM30000単位で複数持っていましたので満期時に1ヵ月定期を3ヵ月定期にしたり、またその逆といった具合です。

② プリペイド携帯電話のトップアップを行う。

上記によりINACTIVEにはなりませんでした。

最低預金残高と口座維持手数料について

口座残高が最低預金残高を下回りますと口座維持手数料を差し引かれるようになります。

銀行によって手数料はまちまちです。

Maybank の場合の最低預金残高は、RM1,000, 口座維持手数料はRM10.60/half year, 6ヵ月毎にRM10.60が差し引かれます。

HongLeong Bank の場合は、最低預金残高のRM1,000は同じですが、口座維持手数料はRM10.60/year 1年間でRM10.60が差し引かれます。

また、HongLeeong bank のサイトには6ヵ月取引がないとDormantになると書かれています。

口座残高がRM10.60を下回ると口座解約となり、残金は没収されます。

海外在住 久保良太

海外駐在3か国、20年後に第2の故郷マレーシアのマラッカに戻って来た。ここでゴルフしながら定年後を過ごしています。世界遺産都市マラッカは発展中ですが、平日にゴルフが一緒にできる日本人はいません。マラッカを紹介して興味を持ってもらって少しでも多くの日本人が来てくれることを希望します。

おすすめ

7件のフィードバック

  1. Masa より:

    分かり易い説明をいただきありがとうございます
    まだ訪馬来西亜したことはありませんがゴルフ⛳️をゆっくり愉しみたいですね。

    • 海外在住 久保良太 より:

      コメントありがとうございます。コメントを頂いて自分のブログを読み返したところ誤字があることに気が付き訂正させていただきました。マレーシアは、2020年12月末まで移動制限が延期され、観光VISAでの入国は許可されていません。15万人以上の感染者がある国からの入国は、長期VISA保有者でも入国が禁止されました。入国が許可されている国の長期VISA保有者でも入国後、政府指定のホテルで自費で2週間隔離となります。今年は、事実上、日本との行き来が出来なくなってしまい11月に予定していた日本のゴルフ仲間のゴルフ合宿もなくなり残念です。

  2. MJ より:

    はじめまして。ブログ楽しく拝見しております。実は2013年にMM2Hを取得し、その際に銀行に定期預金を設けています。その後、2013年以来、都合で渡航できず仕舞いで口座のことを心配しておりました。今年になりコロナ禍が続きMM2Hを取り止めようと決意したのですが、そこで銀行口座がしおずけとなって7年を経過しており、貴兄の国庫に移行されてしまったのかと落胆しています。この残高を国庫から取り戻すには何か手立てはあるのでしょうか。もしご存知であればお知恵をお借りしたく。

    • 海外在住 久保良太 より:

      ブログを読んでいただきありがとうございます。実は長い間ブログを更新してなく気にしているところです。お問い合わせの件ですが、取り戻す手立てはあると思います。しかしながらMJ様の場合、MM2Hビザ用定期預金なので先ず、MM2Hビザの解約をしないと銀行定期預金拘束解除の申請が出来ないと思います。そしてMJ様の口座が現在どういう状況なのかを把握する必要があります。まずは、銀行に問い合わせてみてはいかがでしょうか?MJ様の意向を伝え、アドバイスをもらえるかもしれません。このコロナ下ですので渡馬は、難しいと思いますのでマレーシアブログにあるりか@ペナンのブログのりかさんの助けを借りるのが良いような気がします。お金が実際に銀行から国に渡ってしまっている場合は、それを申請する場所は、Jabatan Akautan Negara Malaysia (JANM)の様です。私は、手続きをしたことがないので手続きに関して詳しくはないのですが、取り立てに関して時効はないようです。りかさんは、MM2H関係に詳しいですし、銀行の知り合いがいらっしゃるので頼りになる気がします。

      • MJ より:

        Ryota様 早速のご返信まことにありがとうございます。永くマレーシアに滞在されてきたからこその生きた情報に触れ、Inactiveとなっている銀行口座を復帰させるための勇気と知恵をいただきました。早速現地銀行に現在のステイタスを確認したいと思います。長引くコロナ禍でMM2Hの解約は国内のマレーシア大使館でも受付をしているようです。但し、仰るように口座解約は私自身が現地支店に出向く必要がありますので、渡航が自由になったならば直ぐに出向きたいと考えています。ご親切にアドバイスありがとうございました。

  3. MJ より:

    Ryota様 過日は貴重なアドバイスをありがとうございました。ご紹介のRikaさんについて、実は2013年にMM2H申請の際、ご支援をいただいたという経緯もあり早速連絡を執ってみました。コロナ禍が長引く状況下、現在マレーシア政府機関は来馬せずとも、一時的に大使館にてMM2HPassの解約ができるようにしています。よって、資金預入先であるPublic Bankが、公式のMM2H Visa Termination Letterを基に口座閉設、海外送金に応じてくれるのであれば直面する課題は解決しそうです。Ryota様からの貴重な情報により、一歩一歩前に進んでおります。

    • 海外在住 久保良太 より:

      MJ様 わざわざご連絡ありがとうございます。Public Bankが本人不在でどのような書類をもとに解約してくれるのかということが不安材料ですので、そこを詰める必要があると思いますが、無事解約されることを祈っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.